大豆イソフラボンとは?
大豆イソフラボンとは、大豆、特に大豆の胚芽に多く含まれるフラボノイドの一種です。
女性ホルモンの1つであるエストロゲンと非常によく似た構造をしており、エストロゲンと同じような働きをすることで注目されています。
エストロゲンは女性の健康維持にとても大切な働きを持っています。
●エストロゲンの働き●
⒈血管を広げて血流を促進させる
⒉LDLコレステロール(悪玉)と総コレステロールを抑え、HDLコレステロール(善玉)を増やす
⒊コラーゲンの合成を促し、柔軟な皮膚やつやのある肌を保つ
⒋骨の生成を高め、カルシウムの吸収を高める
大豆イソフラボンの効果とは?
大豆イソフラボンには様々な効果が期待されています。
○骨粗鬆症
女性では、閉経後に女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が不足することから起こりやすくなります。
大豆イソフラボンは、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぎ骨の密度を保つので、骨粗鬆症の予防や改善に効果があるといわれています
○動脈硬化
血液中のコレステロール、特に悪玉と呼ばれるLDLコレステロールの増加が動脈硬化を促します。一方、善玉と呼ばれるHDLコレステロールはLDLコレステロールを減らす作用があります。
大豆イソフラボンは、LDLコレステロールを減少させ、HDLコレステロールを増加させる効果があるといわれています。
○美肌
大豆イソフラボンは、肌の弾力を保つ「コラーゲン」を増やして、ハリを保つ働きがあるほか、細胞の新陳代謝を高めて肌の生まれ変わりを促進するといわれています。
○更年期障害
更年期障害の様々な症状(めまい、ほてり、動悸、発汗異常、うつ、イライラ、倦怠感、不眠症など)は、女性ホルモンが減少することによって起こります。
大豆イソフラボンを摂取することにより、不足した女性ホルモンの働きを補うので、これらの更年期障害の症状の軽減に役立つといわれています。
大豆イソフラボンの含有量
木綿豆腐1/2丁(150g)・・・約42mg
絹豆腐1/2丁(150g)・・・・約38mg
厚揚げ1/2枚(100g)・・・・約37mg
油揚げ1枚(30g)・・・・・ 約12mg
がんもどき1個(80g)・・・ 約34mg
納豆1パック(45g)・・・・ 約36mg
豆乳200cc・・・・・・・約41mg
きなこ 大さじ2(12g)・・ 約19mg
大豆イソフラボンの摂取量
日本人の平均的な大豆イソフラボンの摂取量は1日当たり約18mgです。
1日の目安としては、木綿豆腐なら1/2丁、豆乳なら200cc、納豆なら1パック程度です。
大豆イソフラボンの量としては、40~45mgです。
もし、サプリメントや特定保健用食品で補う場合は30mgまでとしましょう。(1日の上限は70~75mgです)
大豆イソフラボンの過剰症
大豆イソフラボンは実際のホルモンとは違い、ゆるやかな働きをします。
日常の食生活で食品から摂取する分にはあまり心配はありませんが、サプリメントや特定保健用食品などから摂り過ぎると、健康を害する可能性があるという報告もあります。
大豆イソフラボンをサプリメントや特定健康用食品から過剰に摂取することによる問題点ははっきりしたことが解明されていませんが、大豆製品を含めてバランスの良い食事を心掛けることが大切です。
大豆は大豆イソフラボンの他にも良質なたんぱく質やカルシウム、食物繊維などを含む重要な栄養源です。様々な大豆製品を取り入れ、こまめに大豆イソフラボンを摂取していきましょう。
岡﨑整骨院

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